医療レーザー脱毛をお受けになる場合、予めご来院前に、ご自身でのシェービング処理をお願いします。
脱毛前に自己処理が必要な理由
なぜ、医療レーザー脱毛をお受けになる場合は、自己処理が必要なのでしょうか?
理由が2つあります。
①十分な出力でレーザーを照射するため
医療脱毛のレーザー光線は、黒い部分(メラニン色素)に反応します。
そのため、自己処理をなさらず毛が多く残っている状態だと、レーザーが余計に反応してしまう危険があるので、十分な出力で照射することが出来ません。
②火傷などのリスクを防ぐため
自己処理をしない状態でレーザーを当ててしまうと、レーザー光線が余計に反応してしまって、火傷のリスクが高くなります。
正しい自己処理の方法
脱毛2日前の自己処理がベストです。
脱毛当日に自己処理をすると、肌が敏感になってしまって、レーザー照射によって皮膚に思わぬダメージが加わるリスクがあります。
また、自己処理をする際に肌表面を傷つけてしまうと、お傷がある部分にはレーザーを当てられなくなってしまいます。
そのため、脱毛2日前の自己処理がベストです。
電動シェーバーをご利用ください。
お肌を痛めないように、脱毛前の自己処理には電動シェーバーのご利用をおすすめします。
毛の流れに沿って、丁寧にくまなく電動シェーバーをあてていきましょう。
膝や肘など関節部分は、刃が当たってお肌を傷付けやすいので、ご注意ください
また、二の腕の裏側、太ももの裏側、VIOなど見えづらい部分は、鏡を見ながら明るいところで丁寧に剃り、シェーバーを肌に押し付け過ぎないようになさって下さい。
カミソリは慣れていれば使っても大丈夫ですが、強く肌をこすると表面の角質を痛めてしまうことがあるので、ご注意ください。
VIOの自己処理はまずハサミで。
VIOの自己処理は、まず長い毛を小さなハサミなどで剃りやすい長さに切り、その後にシェーバーを使いましょう。
はじめからシェーバーを当てると、刃に絡まる可能性があります。
毛抜き・除毛クリーム・ワックスは使わないで下さい。
医療脱毛で用いるレーザー光線は、毛穴に埋まっている毛根部分(黒い部分)がターゲットです。
脱毛前の自己処理で毛抜き・除毛クリーム・ワックスなどを用いると、毛根から抜けてしまうため、医療脱毛レーザーのターゲットがなくなってしまっています。
つまり、毛抜き・除毛クリーム・ワックスなどを使ってしまうと、脱毛効果がほとんどなくなってしまいます。
そのため、脱毛前の自己処理をする場合は、毛抜き・除毛クリーム・ワックスなどは絶対に使わないでください。